小樽駅のバス乗り場 小樽水族館をめぐる旅

小樽水族館へのバスは一時間に最大3本

ぼくらは、札幌発8時17分の普通列車小樽行きに乗った。本当は一本前の8時7分発に乗りたかった。普通列車の札幌ー小樽間は50分弱。小樽水族館行きのバスが9時10分出てしまう。このバスに間に合うかは微妙だ。

電車は途中から海沿いを行く。気持ちが良い。遠くに、小樽の街並や水族館のある岬も見える。

調べた範囲では、小樽水族館行きのバス乗り場は、小樽駅のどのあたりにあるのか詳細がわからない。ガイドブック等を見ても、駅前にあることがわかるだけだ。小樽駅で電車を下りてから、所要時間何分でバスに乗り込むことができるのか。
9時6分にぼくらは小樽駅に到着。あと5分もない。これは間に合わないと覚悟しながら、小走りで階段を下りて、改札に向かった。

しかし、バス乗り場は、思ったよりもずっとわかりやすいところにあった。
改札を出て右手。
短い信号を一つ斜めにわたることになるが、小樽駅前バスターミナルの所在は迷うこと無く認識できた。そこは札幌方面や余市方面への高速バスの発着所にもなっている。 「小樽水族館行き」と書かれたバスはまだ停まっていた。

まだいた、間に合った、という気持ちと同時に、きっぷはどこで購入するのか、買わずに乗っていいのかと、乗車をためらうぼくら。
今の時刻を確認する暇もないくらいあせっていたけれど、とにかく後方のドアから乗ってみる。席はほぼ埋まっている。立っている乗客はいない。それくらいの混みぐあい。 前方の料金掲示板に「後払い 220円」とある。この小樽駅前が始発だから番号札を取る必要もない。
ここでやっとひと安心することができた。電車を降りてから一度も立ち止まっていない。その約1分後、バスは発車。山周りで小樽水族館をめざす。

乗ってわかったことだけれど、このバスは生活を支える路線として機能している。水族館へ向かう人だけが乗る路線ではない。途中下車する人も多いけれど、途中乗車する人も多い。
家並が途切れることはなく、マンションや介護施設も見受けられる中、狭い路地を縫うようにバスは走る。かなり揺れる。アップダウンもある。疲れやすい人は座ることを優先した方がいいと思う(特に、山周りでは、一本遅らせるくらいの価値がある)。

こうして、ぼくらは9時10分のバスに乗れたが、乗り遅れる確率の方が高いと考えていた。だから、バスに乗れなかった場合、次の9時40分までの30分間、どうやって過ごそうか、電車に乗っている最中から考えていた。

バスに乗り遅れた人におすすめなのは、改札を出て左側にある三角市場の見学と、正面にある長崎屋での買い物だ。

三角市場は、立ち止まらなければ5分で見学は終わってしまうけれど、魅力的な食堂もあるし、今後の食事の選択肢を増やせると思う。
また、長崎屋はきちんとしたスーパーも入っている(小樽の方々で混み合っている)。宿泊する場所が近くにあるのならば、とても使えるお店だ。小さなお店が雑然とならんでいて、けっこう面白い。お酒やつまみ、惣菜などをチェックしておくだけでも今後の動きをスムーズにできるだろう。
100円ショップやコインロッカーもある。テナントごとに違うけれど、基本、朝の9時から夜の9時まで営業している。

また、書いている今、気づいたのだけれど、ストリート・ビューを使うという手があった。これはおすすめ。小樽駅前バスターミナルの場所がちゃんと確認できる。『札幌ゆき高速バス乗り場』とある建物がそう)。

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